兵庫県立視覚特別支援学校(神戸市垂水区)でパラアスリートによる講演会と生徒との交流会を開催しました。
講師には、アクサ生命保険株式会社のコミュニケーション&サステナビリティ部門に所属し、ブラインドサッカー男子日本代表の強化指定選手である川村 怜(かわむら りょう)選手をお迎えし、「夢を追い続ける力~困難を乗り越えた先に~」をテーマに特別講演を行いました。
幼少期からサッカーが大好きだったが、視力の低下により一度は断念したこと。大学生でブラインドサッカーに出会い、2013年に日本代表に選出されたこと。また、「東京2020パラリンピック」や2023年「世界選手権」での経験や悔しさについても語られ、自分が何のためにサッカーをしているかといった様々なエピソードと思いが伝えられました。最後には、「目が見えなくて、我慢することやできないこともあったが、自分ができることに挑戦し、日本代表になることができた。自分自身の目標に挑戦し続けていってほしい。」と熱いエールを送りました。
生徒からは、「得意技はなんですか?」などサッカーにまつわることから「好きな食べ物は?」などたくさんの質問があり、川村選手は一つ一つ丁寧に答え、和やかな講演となりました。


講演後は、運動場にてブラインドサッカー交流会を開催。アイマスクを着用し、川村選手と日本ブラインドサッカー協会の村上重雄コーチによる指導のもと、まずはボールに慣れることからスタート。その後、パスやドリブル、シュートなどを体験。生徒や先生から、上手い!惜しい!などの声が飛び交いました。

川村選手の本気のドリブルには、生徒たちから歓声が。

